がんばった人紹介01

2012年度ジュニアピアノコンクールにおいて、がんばった生徒さんの一人を紹介します。

  Aさんは習っている先生の発表会でホールでの演奏経験はありましたが、いままで
コンクールにトライした事はありませんでした。中学1年になり勉強も忙しくなって
きたのでピアノのおけいこはそろそろ終わりにしようかと考えておりました。

先生にその事を相談したら、「勉強はもちろん大事だけど、ピアノのレッスンと両立
している人もたくさんいますよ。いままでピアノのレッスンをしてきたが、今やめては
中途半端になってしまうのでは・・・・・」といわれました。

予選会を自由曲で参加できるコンクールがあるので、レッスンを続けるにしても
やめるにしても一度このコンクールにトライしてから考えてみたらどうですか?」と
助言を頂きました。お母さんとも相談して、自由曲なら今練習している曲で参加できると
思い、ジュニアピアノコンクールに挑戦する事になりました。

8月に関東のあるエリアで、ジュニアピアノコンクールの予選を受けました。

結果は・・・・
惨敗でした。発表会とちがってたくさんの審査員がじっと見ているステージでの演奏は
緊張の連続、何度も弾き直し「こんなはずでは??」と思いながらステージをおりました。

結果通知は当然不合格!! これでピアノは「お・わ・り」と思い、先生にレッスンをやめると
伝えにいきましたが、そこで先生から「このままやめたら、あなたの今までのピアノレッスンに
費やした時間はなんだったの、それでいいの?」と言われ、
そして「まだこのコンクールにはビデオ審査というチャンスがあるので、頑張ってみない?」
とのこと。本当はもうピアノはいやだと思っていましたが、お母さんの悲しそうな顔をみて、
そして大好きな先生の勧めなのでこれが本当の最後と思い、日頃慣れている先生のお宅のレッスン室で
ビデオを撮り、応募しました。ステージと違い全く緊張もなく撮影は1回で済んでしまいました。

そしてどうにかビデオ審査は合格し、本選にすすめる事になりました。 それからが大変です。
先生から「あなたは舞台経験が少ないので、経験を積むために最低2会場の本選を申込みなさい」と
言われました。ジュニアピアノコンクールでは複数の本選に申し込めるのです。

先生はとても一生懸命に教えてくださり、普通のレッスンの時間以外にもたくさん教えてもらいました。
先生や家族のためにも頑張らなければと思い、一生懸命練習しました。最初の本選会場では、少し緊張したが、
予選の時よりずっとうまく弾けました。

入賞の結果をもらったが、まだ自分としては納得の演奏ではありません。
2番目の本選会場は家からもわりと近いので、最後の最後まで練習して、ステージに上がりました。

先生からは「演奏は他の人に聴いてもらって、よかったと言う演奏をしなければなりませんよ」と言われ、
「審査員の先生、会場の皆さん 是非私の演奏を聴いて下さい。」と思いながら演奏をいたしました。
自分でもほぼ満足できる演奏でした。

  結果通知が楽しみです。

結果は優秀賞の受賞です。多くのステージでの演奏経験が、この結果をもたらしたのではないでしょうか。
決してあきらめない気持ちが、これからのAさんの人生に役立つ事を祈っております。