マヌエル・サウメル Manuel Saumell

“キューバ音楽の創始者”
(1817年 ハバナ生まれ 1870年 同地没)

キューバ音楽の創始者的作曲家。
貧しい家に生まれたが、ファン・フェデリコ・エデルマンにピアノを習い、作曲法をイタリアの指揮者に教わる機会を得た。
ピアニストの他、他方面の音楽ジャンルで活躍し、ベートーヴェントリオを結成し、また、講演や音楽教室なども設立し、教会でオルガンも演奏するなど、多忙な生活を送っていた。
大変努力家で、自分に厳しく、心の広い性格で人々に愛されていた。
1939年キューバ ナショナリズム オペラとして、1590年のハバナを舞台としたJ.A.エチュバリーアの小説「アントネリ」に基づき、オペラを書き上げた。
彼のキューバのリズムとメロディーを集約した作品として、ピアノのための51曲からなるコントラダンサは、アバーラ(ハバネラ)、ダンソン、グアヒーラ、クラーベ、クリアジャなどキューバの要素をまとめて紹介し、ダンスサロンなどで演奏されたり、後に続くキューバの作曲家達に大きな影響を与えた。