パウロ・フランシスコ・ミニョーネ Paulo Francisco Mignone

“多才な芸術家”

(1897年9月3日 サン・パウロ生まれ 1886年2月20日 リオ・デ・ジャネイロ没)

生涯作曲家として活躍した他、指揮者、ピアニスト、教師、劇場、文化省、放送局の音楽監督など、多方面に渡って活躍した。
作曲家としてのミニョーネは、ゴメス、ナザレ、ヴィラ=ロボスの影響を大きく受け、ブラジルの最も人気のある作曲家の一人に数えられる。 “パウロ・フランシスコ・ミニョーネ Paulo Francisco Mignone” の続きを読む

エルネスト・レクオーナ Ernesto Lecuona

"キューバ人の心を伝える作曲家"

(1896年8月7日キューバ生まれ 1963年11月29日没)

キューバの代表的作曲家であり、ピアニストでもあった。
音楽家系に生まれ、5才の時に公開演奏をし神童と呼ばれた。11才には初めて作曲を手がけ、18才でハバナのウンベルト・デ・ブランク国立音楽院を優秀な成績で卒業。ピアノはホアキン・ニンなどに師事し、演奏では金メダルも取得した。 “エルネスト・レクオーナ Ernesto Lecuona” の続きを読む

エイトル・ヴィラ=ロボス Heitor Villa=Lobos

“ラテンクラシック最大の作曲家”

(1887年3月5日 リオ・デ・ジャネイロ生まれ 1959年11月17日 リオ・デ・ジャネイロ没)
ラテンアメリカを代表する作曲家、ヴィラ=ロボスは、ヨーロッパの音楽界に新鮮な息吹を与えた。彼の一連の「ブラジル風バッハ」や「ショーロス」をはじめ数多くの作品は、その時代に生まれるべくして生まれたものと言え、彼はブラジルが生んだ生粋の作曲家といえよう。 “エイトル・ヴィラ=ロボス Heitor Villa=Lobos” の続きを読む

マヌエル・M・ポンセ Manuel M Ponce

"旋律の天才"

(1882/12/8 メキシコ・サカテスカス州フレスニージョ生誕 1948/4/24 メキシコシティー没)

メキシコの曲として、最も親しまれ、有名な「エストレリータ」は、この作曲家により書かれたものと、知らない方は意外と多い。この曲がそれほどポピュラー化したことにより、かえって彼のクラシック作曲家としての存在が薄れたかもしれない。 “マヌエル・M・ポンセ Manuel M Ponce” の続きを読む

アウベルト・ネポムセーノ Alberto Nepomuceno

“ブラジル音楽の父”

(1864年7月6日フォルタレーザ生まれ 1920年10月16日リオ・デ・ジャネイロ没)

ブラジルの音楽の父と称されカルロス・ゴメスに次ぐ、ブラジル民族の要素を取り入れた作曲家。その音楽はグリンカ、アルベニス、スメタナ、グリーグなどと共通し、単に民族主義的な面だけではなく、彼独特の音楽の世界を築き上げた。
最初に父に学び、ブラジル北東部のレシイフェで正式に音楽教育を受ける。18歳でカルロス・ゴメス・クラブで初めて公開指揮をする。 “アウベルト・ネポムセーノ Alberto Nepomuceno” の続きを読む

エルネスト・ナザレ Ernest Nazareth

“ブラジルのショパン”

(1863年~1934年)
ナザレは1863年3月20日リオ・デ・ジャネイロで、税官吏であった父とピアニストの母との間に生まれた。幼少より母親にピアノを習い始めたが、家計 は貧しく、10才で母を失ったあとはブラジル銀行の奨学金によって、Eduardo Medeira(メディラ)とLucien Lambert(ランベルト)のもとでピアノの勉強を続けた。 “エルネスト・ナザレ Ernest Nazareth” の続きを読む

イグナシオ・セルヴァンテス Ignacio Cervantes

“キューバ民族音楽の確立者”
(1847年7月31日ハバナ生まれ 1905年4月29日同地没)

作曲家兼ピアニスト。
ピアノをニコラス・ルイス・エスパデーロに師事し、作曲を含めて、ピアニストとして高名なゴッシャルクに教わる機会も得た。
1865年パリ音楽院に留学し、アルカンとマルモンテルに学び、優秀な成績を収めた。 “イグナシオ・セルヴァンテス Ignacio Cervantes” の続きを読む

アントニオ・カルロス・ゴメス Antonio Carlos Gomes

 “国際的に活躍した最初のブラジル人作曲家”

(1836年7月11日カンピーナス生まれ 1896年9月16日ベレン没)

ブラジルの作曲家として初めて世界的に活躍した。イタリアオペラに大変興味をもち、特にヴェルディの音楽から深い影響を受けた。
幼いときからバンドマスターであった父から音楽の基礎と数種類の楽器の奏法を学び、18才の時初めて彼の書いたミサが地元の教会で演奏された。 “アントニオ・カルロス・ゴメス Antonio Carlos Gomes” の続きを読む

マヌエル・サウメル Manuel Saumell

“キューバ音楽の創始者”
(1817年 ハバナ生まれ 1870年 同地没)

キューバ音楽の創始者的作曲家。
貧しい家に生まれたが、ファン・フェデリコ・エデルマンにピアノを習い、作曲法をイタリアの指揮者に教わる機会を得た。
ピアニストの他、他方面の音楽ジャンルで活躍し、ベートーヴェントリオを結成し、また、講演や音楽教室なども設立し、教会でオルガンも演奏するなど、多忙な生活を送っていた。 “マヌエル・サウメル Manuel Saumell” の続きを読む